「中小企業」に対する補助金や助成金

 

日本の中小企業

 

私たちが住む日本には大手企業だけなく、実に多くの「中小企業」が存在しています。そしてそのほとんどが大手企業からの受注や国からの受注を受けて仕事を得ているのが現状です。
しかし、中には独自の製品やサービスだけで事業を成功させている中小企業も数多く存在しており、日本の経済を下から支えています。

 

日本では中小企業に対する補助金や助成金も多く存在しており、国内外に対応したサービスやものづくりに関する新事業の創出を手助けする役割を担っています。また、中小企業による雇用の創出を目的とした助成金や補助金も数多く存在しており、最近では主に過疎化が進む地域に中小企業を誘致して人口増加を図るための補助金や助成金も増えてきています。

 

補助金・助成金の種類

たとえば従業員の雇用維持を図る為の補助金としては「雇用調整助成金」が有名です。
また、中小企業が従業員を新たに雇い入れた場合に受け取ることが出来る助成金なども存在しています。たとえば、高齢者や障害者、母子家庭の母親といった就職困難者と呼ばれる人たちを雇い入れた中小企業には「特定求職者通う開発助成金」と呼ばれる補助金が国から支払われます。

 

中小企業における「障害者トライアル雇用報奨金」

また、中小企業が障害者を初めて雇い入れた際には「障害者トライアル雇用報奨金」と呼ばれる補助金が支払われます。さらに中小企業が自社の施設を整備して10人以上の障害者を雇い入れた場合、「中小企業障害者多数雇用施設設置等助成金」が支払われます。

 

地域開発支援

さらに過疎化が進んで雇用情勢が著しく厳しいとされる地域で事業所を設置し、雇用を創出した中小企業には「地域雇用開発助成金」と呼ばれる補助金が支払われますが、この補助金については事業規模によって支払われる金額が異なります。

 

一般的な助成額は50万円~800万円の範囲内でおよそ3年間支払われますが、大規模雇用開発計画の認定を受けた中小企業の事業主に対しては1億円~2億円もの助成金が約3年間支払われる事になります。