トラブル回避のために口コミの確認を

 

ファクタリングのメリット・デメリット

 

比較的新しい資金調達方法である「ファクタリング」の事業者の数は少なく、優良な事業者を見つけようと思えばその数はさらに少なくなります。
「普通の事業者でいいよ」と思われるかもしれませんが、法整備が完璧ではないファクタリングの世界では、普通の事業者を探すこと自体が難しいのです。

 

そのため、ファクタリングでトラブルに巻き込まれないためにも必ず「口コミ」を確認しましょう。

 

 

経営者のリアルな口コミ

「手数料が思ったより高かった」

「ファクタリングは手数料1%でも利用できるって聞いたんだけど、思ったより高かった印象です」
(千葉県の経営者・Oさんの意見より)

 

ファクタリングの手数料に関する口コミです。
千葉県で経営者をされてる質問者の方は、恐らくファクタリングの種類を勘違いしてしまったのでしょう。

 

一般的にファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」という2つの種類があります。
そして特に2社間ファクタリングにおいては「利用の事実が知られない代わりに、手数料が高い」という特徴があるのです。

 

相場としては、2社間ファクタリングが5~30%程度、3社間ファクタリングが1~10%という違いがあります。
そのため、3社間ファクタリングの手数料と見間違えて、このようなトラブルに繋がったのだと予想できるのです。

 

 

「経営改善に繋がるとは思わなかった」

「一時しのぎの資金調達に後ろめたさを感じていたが、実際に利用したら経営改善のアドバイスまでしてもらえました」
(東京都の経営者・Bさんの意見より)

 

ファクタリング事業者の中には本業でコンサルを営んでいる事業者も多いです。
そのため、一時しのぎの資金調達のつもりが根本的な経営改善のアドバイスまで依頼できた、というのは決して珍しくありません。

 

ファクタリングは手数料が高いため長期的に利用できる資金調達方法ではありませんが、利用する事業者を選べば、経営改善に繋がる連鎖反応を引き起こせるメリットがあるのです。

 

 

「赤字転落の危機を回避できた」

「売掛金を売却した後に取引先が倒産しました。ファクタリングをしていなかったらうちの会社にまで影響があったかもしれません」
(宮城県の経営者・Aさんの意見より)

 

ファクタリングはリスクヘッジという観点でもメリットがあります。
というのもファクタリングには「償還請求権がない」のが一般的です。

 

つまり、売掛金を発行した企業が倒産してお金が回収できなかったとしても、その責任をファクタリング利用会社が追う必要がありません
そのため「入金されると思っていたのに!」という万が一の事態を防ぐというリスクヘッジとしても利用できるのです。

 

 

「即日入金じゃなかったの?」

「即日入金って聞いたから申し込んだのに、2日も後に振り込みがズレ込みました」
(京都府の経営者・Oさんの意見より)

 

「即日入金」を売りにしているファクタリング事業者もいくつか見受けられます。
しかしどのような企業でも「午前中までに手続きを完了」「必要書類はあらかじめ揃えておく」などの条件があるのが普通です。

 

初めて利用する方は抜け落ちている考え方でもありますので、利用の前には必ず注意しましょう。

 

 

判断材料の1つとして

数あるファクタリング事業者から優良なサービスを選ぶためには、先に利用した経営者の意見を聞くという方法がオススメです。
ただしあくまで判断材料の1つにとどめ、最後は自分自身の意見で利用を決定できると良いのではないでしょうか。

 

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