株主からの承認は必要?

 

ファクタリングは早期現金化を行う上では非常に効果的な手段です。
経営者であれば会社を第一に考えて、存続できる可能性を追求するべきです。

 

では、ファクタリングを行う際に株主への説明は必要になるのでしょうか?
説明だけでなく承認をもらう必要があるのも気になる部分でしょう。

 

ファクタリングをどのように進めれば良いのか、詳細をまとめました。

 

ファクタリングの説明は不要

OKサインを出す男性

ファクタリングの事実を株主へ説明する責任も義務もありません。
非合法な取り引きをする訳でもなく、会社の経営を悪化させるものでもないのです。

 

ただし、説明をしてはいけないということでも無いです。
キャッシュフローの安定化のためにファクタリングを利用したことを株主へ説明するのはクリーンな経営と言えます。

 

しかし、ファクタリングにはネガティブなイメージが付きまとうのが日本です。
株主の中には理解を示さず不満を漏らす人が居るかもしれません。

 

状況を包み隠さず説明するかどうかは経営者と株主の関係性によるのが大きいでしょう。
あくまでも法律的には説明の責任も義務も無いのを頭の片隅に置いておいてください。

 

承認得る必要は無し

説明の義務や責任が無い以上、株主へファクタリングの承認を得る必要は無いです。
相談や説明を行うのは問題ありませんし、時には良い意見や前向きな励ましを貰えるでしょう。

 

仮に株主の承認を得られなかったとしても、その上でファクタリングを行うかは経営者次第です。
報告や承認を得ずにファクタリングを行っても法律的には問題無いのです。

 

ここまではあくまでも建前であり、現実はやはり説明しておく方が良いでしょう。
株主が複数おり、ファクタリングの金額が高額であれば承認を得ておく方が後々のトラブルを回避出来ます。
数十万や数百万程度の金額なら気にしなくても良いですが、1000万を超える場合は説明だけでもしておく方が安全です。
反対されることも十分あり得るので、経営者の腕が試される瞬間となるでしょう。