ファクタリング会社比較ポイント

ファクタリング会社の比較

ファクタリングで資金調達を行う際には、必ずファクタリング会社に売掛債権を買い取ってもらう必要があります。
つまり、ファクタリング会社が存在しなければファクタリングによる資金調達はできないわけです。

 

しかし、一口にファクタリング会社と言っても様々な業者が存在します。
そこで今回は、ファクタリング会社を選ぶ際の比較ポイントを紹介していきたいと思います。

 

 

最小買取可能額と最大買取可能額

ファクタリング会社にはそれぞれ、最小買取可能額最大買取可能額というものが存在します。
最小買取可能額とは、売掛債権を買い取る際の最小限度額のことです。

 

この額が小さければ小さいほど、売却できる売掛債権の額も小さくなっていきます。
一方の最大買取可能額とは、売掛債権を買い取る際の最小限度額のことを指しています。
最小買取可能額とは反対に、この額が大きければ大きいほど、売却できる売掛債権の額も大きくなるということになります。

 

一般的に言うと、最小買取可能額は小さければ小さいほど、最大買取可能額は大きければ大きいほど良いということになります。
ただ、売却予定の売掛債権の額に対応していれば、基本的にはどの会社でも構わないとも言えます。

 

 

手数料

ファクタリングを行う際に必ず発生するのが手数料です。
手数料が発生しないファクタリング会社は存在しないのですが、ただ手数料の金額には各社でばらつきがあります。
参考までにファクタリング手数料の相場を紹介します。

  • 2社間ファクタリング:15%~30%
  • 3社間ファクタリング:1%~9%

ファクタリング会社を選ぶ際には、この額を上回っているか下回っているかという部分を一つの参考にすると良いでしょう。

 

 

契約に償還求償権が有るか

ファクタリングにおいては、売掛先の会社が倒産したり廃業したりして、売掛金が入金されなくなるという事態がしばしば起こります。
そのような場合には、ファクタリング会社の側がファクタリングを利用している会社に対して売掛金の請求を行うことができます。

 

この行為を行う権利のことを償還求償権と呼びます。
償還求償権は、ファクタリング会社にとっては一種の保険となるものですが、ファクタリングを利用する会社にとってみれば大きなリスクとなるものです。
ですので、ファクタリング契約の中に「償還求償権あり」と書かれている会社はなるべく避けた方が良いでしょう。

 

 

入金のスピード

ファクタリング会社の間では、入金のスピードに関して会社毎にかなりの違いがあります。
当然のことですが、入金のスピードは速いに越したことはありません。

 

特に、ファクタリングの場合には資金繰りに窮している中小企業が利用するケースが多いため、入金のスピードが遅いと会社にとって命取りになる場合もあります。
入金が速い会社であれば最短で即日、遅くても3日後までには入金されますので、これぐらいのスピードであれば全く問題ありません。
また、通常売掛金が入金されるまでの期間が30日~90日であることを考えれば、この期間よりもどれだけ速く入金されるかが一つの評価基準になると言えます。

 

 

相見積を取る

ファクタリング会社には見積もりというものがあります。
ですので、ファクタリング会社を選ぶ際には複数の会社で相見積を取って、各社の相違点を比較した上で契約を行うと良いでしょう。