ファクタリングと債権譲渡は似て非なるものなので、その違いを認識しましょう。

ファクタリングと債権譲渡の違い

 

2つを比較して悩む人形

 

資金調達でにわかに注目を集めているのがファクタリングです。
日本ではあまり脚光を浴びず、むしろマイナーな選択肢だったのがファクタリングです。
しかし、海外ではファクタリングは常識でネガティブなイメージはありません。

 

そうした流れが日本も訪れたため、近年ではファクタリングを行う企業が増えて来ています。
ファクタリングを詳しく知らない人も居ると思います。
そこで、ファクタリングと混同しやすい債権譲渡との違いを解説していきます。

 

ファクタリングの特徴

ものすごくざっくり言うと、ファクタリングとは資金調達を目的にした金融取引を意味します。
例えば、100万円の部品を発注会社へ納品したと考えてください。
そうなると、100万円の売上が発生し会社の経営は黒字となります。
しかし、企業から実際に100万円が支払われるのは、納品の翌月、あるいは翌々月となるでしょう。

 

まだ支払われていない売上を、第三者の会社に買い取ってもらうのがファクタリングです。

上記のケースでは、100万円の売上を第三者に90万で買ってもらうのです。
資金繰りが苦しくなっている企業では、時にこうしたキャッシュフローの正常化が求められます。

 

このように、ファクタリングとは自社の売上、つまり売掛金を買い取ってもらう金融取引なのです。

 

債権譲渡の意味

一方の債権譲渡ですが、こちらは相手企業の支払いが遅延している場合に行うものです。
100万円の部品を納品したのに、約束の期日を過ぎてもお金が支払われなかったら困ります。
この時、未払いの100万円を回収するには多大なる労力が必要となります。
ひどいケースでは裁判で訴訟を起こさないといけないので、非常に時間が掛かるでしょう。

 

そこで活用されるのが債権譲渡です。
債権を回収する専門業者へ未払いの債権を譲渡して、代わりに回収を行ってもらうのです。
基本的に債権譲渡はネガティブな取り引きだと言って良いでしょう。

 

ファクタリングと債権譲渡の違い

ファクタリングも債権譲渡の一部に含まれるため混同されやすいです。
しかし、根本的な価値がまったく異なっているのです。
ファクタリングは売掛金の支払いが確定しており、期日が来ればほぼ確実に支払いが行われます。
いわば、一種の先払いを行うようなものです。

 

ですが、債権譲渡は相手からの支払いが望めず、現金が手に入る保証が無い状態です。
そうした状況だからこそ第三者の会社へ債権を譲渡して回収を依頼しなければなりません。

 

ファクタリングと債権譲渡は似て非なるものなので、しっかりと違いを認識しておきましょう。